スコティッシュホールドの女の子エピソード3

ペットショップから自宅へ

ビアンカ オブ バペチャルスターズ

通称「みーちゃん」

みーちゃん 享年14歳2か月

 

母が末期癌余命0日と宣告されたとき九大病院のベッドが満床で近くの病院に入院いたしました。

生命力の強い母はそれから3年生きてくれました。

一度目の退院の時どうしたら生きようと思ってくれるかを模索していました。

私はお店をしていましたのでずーと付き添われないのでそうだ子猫を買おう。少しでも寂しくなく子猫の愛らしさにこの子のために頑張ろうと思ってくれるだろうとペットショップに行きました。

思えば体がつらいのに猫って・・・・。

母のためにできるだけおとなしくて静かな猫をとみていましたら、ギチギチのゲージに入れられてる生後6か月のスコティッシュホールドがじーっと私を見つめていました。力のない目で。

価格が下げられててもうすぐお山と言われるところに連れていかれる寸前だと思いました。

このこだ!連れて帰るからねというと一目散に家へ連れて戻りました。

あらかた必要なものは準備しておりましたので後は慣れてくれればいいと思ったのですが。まずはワンに驚きそして初めての解放感は味わえたものの環境が変わったことと人が怖いらしく戸棚の隅に隠れて一週間は出てきてくれませんでした。(もちろんワンも怖かったと思います)

どうやらペットショップで虐待にあっていたらしく私に心を開いてくれたのは3年かかりました。

 

しかし母にはいち早く心を開きました。母ははじめ我が家系は犬派で猫はふるふる好かんと言っておりましたが「17万」したんよ。というと数秒で「みーちゃん」と呼び二人での見えない交信が始められていました。

流石母高いものは好き。そして品の良さがいいとべた褒めでした。

 

こうして我が家はわん1匹と猫と4人の生活が始まりました。残された時間を慈しむかのごとくです。

そしてすぐ北九州からアメリカンショートヘアの子猫さんが来ることになりました。♂です。

つづく